
一関駅3番線から、JR大船渡線ドラゴンレールに乗車。80〜90分ほどで気仙沼駅に到着します。

平成24年12月にリニューアルした気仙沼駅駅舎。
タクシーに乗り、鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅までお願いすると、運転手さんから「船を見に来られたんですか?」との質問。
「はい」と答えて、「船を見に来る人は多いんですか?」とこちらからも質問。「そうですね。けっこうおられますよ」といった感じの会話をしながらの道中。
「駅方面はこのあたりまで水が来ましたね」「道路はかさ上げがだいぶ終わったみたいですよ」「市場?半分くらいは稼働してるのかな、どうだろう」
運転手さんからぽつぽつとお話を聞く。


鹿折唐桑駅前に到着。第十八共徳丸はメイン道路の交差点のそばにありました。
地元の方や訪れる方が捧げているであろう花や千羽鶴は、船のそばに。
周囲がほとんど更地となっているせいもあるでしょうけれど、船は自然と慰霊の焦点になっている印象です。
手を合わせて犠牲者の方の冥福を祈らせて頂きました。
河北新報ニュース 焦点/災害遺構、撤去か保存か/揺れる被災地
船は撤去の方向で進んでいるというニュースがありました。私にはもちろん是非の判断は出来ません。
ただ、ネット上に写真を残すことはお許し頂ければと願う次第です。

鹿折唐桑駅から望む第十八共徳丸。


駅前の歩道から草が伸び、そして、枯れ。


鹿折唐桑駅から東へ少し歩きました。時々船のほうを振り返りながら観察していると、ひっきりなしにというほどではありませんが、誰かが去っては誰かが来るという程度に人が来ているのが見えました。

鹿折川のそばにお地蔵様と庚申塔。その向こうには更地と船と山。

気仙沼市のマンホール。ヤマツツジ、ウミネコ、クロマツ、カツオ。

先ほどのお地蔵様と同じように、どなたかが置き直されたのでしょうか。恵比寿様が海を向いて立っていました。

コンクリートが割れ水に浸かる岸壁と、かさ上げなどの工事が進む様子。
気仙沼では平均70〜80cm(最大で1.8m?)の地盤沈下となっているそうです。写真でお分かり頂けるように、元々あった堤防が、かさ上げ工事で埋まっていくようなかたちになっています。

小雨が時折降る中、気仙沼市街地方面へ。
五十鈴神社の海側にある「浮見堂」は震災による被害で近寄ることも出来ず。

小高い岬の上にある五十鈴神社に参拝。海側への降り口は通行止め。
「日本百景気仙沼湾」をはるかに眺めた後、気仙沼市に向けて歩きました。
気仙沼市の風景と蒲鉾の続きは下記より。
気仙沼を歩く〜津波の町と蒲鉾屋 2013年1月
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