劇場は大阪市西区九条の「シネ・ヌーヴォ」さん。ディープな町のディープな映画館という雰囲気で、とても良かったです(* ´∀`)
あ、予告編貼ってときますね。
映画の舞台は、「架空の村」。主な産業は、蒲鉾、漁業とその関連業者しかないという田舎。
主な舞台となる砂浜とそこからの景色が綺麗だったので、ロケ地はどこなのかなと「愛媛県 ビーチ」で検索。
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松山市の「堀江海水浴場」でビンゴ?
物語の中で多く登場する風景だけに、印象深く、また、舞台装置としても素敵な場所でした。
個人的には「架空」の場所でなく、実在の町とその名前を使って欲しかったようにも思いますが、そこらへんは作品世界を創造するにおいて、余計な「色」が無いほうがいい場合もあるのかなとか想像してみたり。
なお、主人公がバイトしてる蒲鉾屋は、劇中の名前と同じ河内屋蒲鉾さん。宇和島市の蒲鉾会社さんです。
工場の場面の撮影は河内屋蒲鉾さんの本店工場で行われたそうです。
河内屋蒲鉾|愛媛・宇和島の伝統の味 かまぼこ・じゃこ天
映画自体は、アイドルっぽく軽くいくかと思ってたら、思った以上にどストレートに青春の葛藤をぶつけられた印象ですw
もちろん、基本は「青春!トロピカル」のメンバーの個性を活かした軽い青春ものではあるのでしょうけれど、舞台となる町と東京の対比、蒲鉾工場での仕事といったものが、良くも悪くも作品に、製作者も意図しないうちに浸透してたのかなとか思ったり。
もっと、軽いテンションとノリで、勢いだけでぶん回してもよかったんじゃないかというのが正直な感想ですが、これはこれでじんわりクるものがありました。
物語の本筋ではないですが、どうしても納得いかない部分は二箇所ありました。
「写真」の伏線と、東京の事務所での説得場面は、もっと劇的な感じに出来たんじゃないかとか。